最近よく聞く「就業不能保険」とは?【保険】

最近よく聞く「就業不能保険」とは?【保険】



もし突然、一家の大黒柱であるご主人様が、病気やケガを負い、長期の治療をしなければいけなくなってしまった場合、生活費や住宅ローン、子供の教育費など、どうしますか?

しばらくは、貯蓄を切り崩して対応していけるとしても、長期になると・・・と不安になるでしょう。


そのような場合に備えるための保険が「就業不能保険」です。

就業不能保険は、民間の生命保険会社が販売している保険で、病気やケガをして働けなくなった場合に給付金を受け取れるものです。ここ最近、加入を希望される方も増えてきたので、本日はご紹介します。




・ 収入の不足分を「毎月」受け取れる

基本的に就業不能保険の受取は「毎月」となります。例えば、会社員の方が、健康保険から支給される「傷病手当金」でカバーできない金額を就業不能保険で補填します。すると、健康なときと同じだけの収入が確保できるというわけです。

保険会社が提案しているプランには、月額5~15万円などが選択できます。金額を設定する際には、ご自身が受け取れる傷病手当金や障害年金から、適正な金額を選ぶことが大切になります。

商品によっては、受取方法を「毎月」もしくは「一時金」から選ぶこともできます。



・ほとんどの保険会社には、 60日間の保障されない待ち期間がある

働けない状態と認められるかどうかは、各保険会社によって細かい基準が設定されているのですが、これを判断するのに最低でも60日間は必要である、ということです。

逆に言えば、就業不能状態になったとしても、60日以内に回復した時は保険金を受け取ることはできません。そのような場合は、医療保険やがん保険などで治療費用をカバーするほか、傷病手当金で不足する部分については貯蓄を生活費に充てることになると予想されます。



最後に、「就業不能保険」は、ここ数年でさまざまな保険会社が新商品として販売を開始してきています。それぞれ保障の内容や、給付要件などに違いがありますので、よく比較してどれにするのか?決めましょう。



【WRITER:太田】