住宅ローン返済が滞るとどうなる?【住宅ローン】

住宅ローン返済が滞るとどうなる?



マイホームローンの返済が出来なくなる理由はいろいろあると思います。 給料が減った、ボーナスが出なかった、会社が倒産した、事業に失敗したなどという、債務者の主に収入が減った、あるいはなくなったという理由です。

人生どこで何が起こるかわかりませんからね。


もしも住宅ローンの返済が困難になり、月超えの延滞となったとします。銀行からは当初電話または手紙での督促があるはずです。延滞も1ヶ月を超えると銀行からもかなりの電話督促があると思います。


電話で何度も督促してくれるなら、まだ親切な銀行だと思った方が良いです。親切でない銀行なら、電話での督促もそこそこで、配達証明付きの内容証明郵便が届くでしょう。


内容証明郵便の中身は、『この通知が発送された時点であなたは期限の利益を失っており、一切合切の借金を直ちに返しなさい』というものです。

住宅ローンだけでなく、その銀行にカードローンやマイカーローンがあればそれは全ての借入金に及びます。

 

返せと言われても毎月の返済すら出来ないのに全額なんて返せるわけもありません。本人が返済できず、保証人も返済できないのなら、保証会社からの代位弁済を受け(保証会社から保証を受ける。つまりローン残高を支払ってもらう)、その後保証会社が抵当権を実行(つまり担保の処分)という流れになるでしょう。


一般的な、保証付住宅ローンでは、通常抵当権は保証会社が付けています。保証会社は銀行から代弁請求があると、あなたに代わってローンの残債を銀行に一括で支払います。 それにより債権は銀行から保証会社に移ります。これを代位弁済と言います。 保証会社は抵当権を実行します。つまりは物件を競売にかけます。


競売なので通常の相場よりもかなり安く落とされるはずです。半値八掛けになるかもしれません。また、競売によらず、債権者との合意のもと任意売却という手段もあります。これは競売より高値で売ることができ、返済額などの見直しにも応じてくれます。


住宅ローンが返済できなくなると、家は無くなって更に残債が残るため、物がないのにお金を支払うということになります。もちろん一度こうなると、再度自宅購入の住宅ローンを組むことはほぼ絶望的になります。

 

近年、住宅ローンが返済できず、こういった状況になる方が増えてきています。

まず、住宅購入金額はいくらまでなら返済可能か?給料が減っても可能か?など、もしものリスクも考えて検討しましょう。



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【WRITER:太田】