ネット銀行の住宅ローンのデメリット【住宅ローン】

ネット銀行の住宅ローンのデメリット



近年、住宅ローンを金利の割安なネット銀行へ借入、借り換えされる方が増加しています。都銀で住宅ローンを組むよりも割安で、手軽なイメージであるため、家計の見直しで借り換えされた方は、住宅ローンの負担が減ったと喜ばれています。

では、ネット銀行で住宅ローンを組んだ場合、メリットしかないのか?本日はデメリットをクローズアップしてご紹介致します。


1 ネット銀行の住宅ローン審査は遅い、厳しい?!

ネット専業銀行は仮審査こそ早いのですが、その後の手続きで郵送による書類のやり取りが必要なため、申込から融資までに時間がかかります。対面での申込ではない分、不備もネットなら多いでしょうし、郵送でのやりとりだと時間かかりますしね。


住宅ローンは「融資実行時点」での金利が適用されるため、審査が遅くなると自分が想定していた金利で借入ができない可能性が高くなります。

また、対面での面談がないので審査も厳しめだと言われています。

一概には言えませんが、実際にネット銀行住宅ローンで審査落ちしたという話はたまに聞きます。

ただ、仮審査の結果はすぐにわかること、仮審査が通れば本審査で落ちる可能性はずいぶん低くなることから、まずは仮審査で借りれそうかどうか、判断することをおすすめします。

しかし、最近では、ネット銀行でもスピーディな審査をしているところもありますので、ネット銀行もどんどん進化してきてますね。


これに関しては、生命保険契約にも少し似ているところがあり、対面で保険契約するより、ネットで契約する生命保険の方が審査は厳しめのイメージです。

対面の生命保険契約では、第一次選択といって募集人が外観上の危険度を選択し、報告する経緯がありますが、ネット申し込みではこの第一次選択がないため、審査が少し厳しくなるんでしょうね。



2 対面の相談店舗がない

対面でやりとりをする必要なく郵送やメールで全ての手続きが完了するのがメリットです。しかし、どうしても対面で相談したい、手続きしたいという方にとって、リアルの店舗がないというのはデメリットです。あっても、全国で見ればまだまだ少ない。


保険相談来店ショップが、ここ10年くらいで一気に増加しましたが、もしかしたら住宅ローン相談ショップも今後店舗が増えてくるかもしれませんね。



3 破たんしないか?

ネット銀行は本当に信頼できるのか?将来的に破綻の可能性があるのではないか? といった不安があり、ネット銀行住宅ローンを敬遠してしまう人も多いと思います。しかし、この点に関しては大丈夫だと私は思っています。

まず第一に、財務健全性を示す「自己資本比率」は総じて高めとなっています。ネット銀行は住宅ローンやカードローンに対して積極的ですが、他の銀行のように「中小企業融資」を積極的におこなっていません。

焦げ付きなどのリスクが最も大きいのは中小企業融資なので、これらに積極的ではないネット銀行は、財務健全性が高いのです。

また、基本的にネット銀行は大手企業がバックに付いているので安心です。 もし、ネット銀行に破綻の危機が訪れたら、巨大資本を持つ親会社が救済に動く可能性が極めて高いです。

なぜなら、金融事業は企業にとって収益の柱でもあるので、貴重な金融事業を倒産させて失ってしまうことは、親会社にとっても大きな損失となってしまうからです。


実は、生命保険もこういった大きな保険会社がバックにいる、ちょっと知名度は低いけど、健全な保険会社がありますよ。



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【WRITER:太田】