住宅ローン繰上げ返済パターンは2つある!【住宅ローン】

住宅ローン繰上げ返済「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2パターンあり!



繰上げ返済を頑張って、早く住宅ローンを完済したい!っと思っている方多いと思います。ご来店されるお客様のご相談内容も繰上げ返済相談が結構多いです。

では、実際繰上げ返済の方法はどんな方法があるのか?意外と知らない方が多いので、本日は繰上げ返済のパターン2つをご紹介します。


繰り上げ返済には、毎月の返済額を変えずに残りの期間を短くする「期間短縮型」と、残りの期間を変えずに毎月の返済額を軽減する「返済額軽減型」の2種類があります。そして、前者の「期間短縮型」のほうが有利だといわれることが多いのが通常です。



繰り上げ返済による効果を実感できる時期で比較してみると、期間短縮型は返済終了時点ですが、返済額軽減型は繰り上げ返済した直後となるので、これも一概に期間短縮型が有利だとは断言できない要因のひとつといえるでしょう。ちょっとわかりにくいですね。

例で考えてみましょう。



例えば、今、100万円を繰上げ返済しようと思っているとします。100万円の充当の仕方を期間短縮型または返済額軽減型どちらで繰上げ返済しようか迷っているとします。


2種類の繰り上げ返済の実質的な効果について少し表現を変えて言うなら、


・期間短縮型は、「いま約100万円を支払えば、28年1ヵ月後に約235万円をプレゼントします」


・返済額軽減型は、「いま100万円を支払えば、来月から30年間、毎月4,217円をプレゼントします」と言われるのと同じようなものです。

さて、あなたならどちらを選ぶでしょうか。


返済額軽減型は毎月4,217円の受取りを30年間すると、総額約152万ほどプレゼントされることになります。合計の受取額が約83万円期間短縮型より少ないとはいえ、28年1ヵ月後の約235万円が一体どの程度の価値なのか、そんな将来のお金よりも目先の毎月約4,000円のほうがそれなりに価値は高いと判断する人もいるのでは?


こう考えてみると、返済額軽減型の繰り上げ返済のほうが精神的なおトク感は大きいのかもしれませんね。是非、繰り上げ返済をする際は、どちらがトクだからと思い込まずに、冷静に検討してみてください。とはいえ、家計にそれなりのゆとりがあるのであれば、基本的には絶対額として利息の軽減効果の大きい期間短縮型を優先する方向で問題はないと思います。


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【WRITER:太田】