住宅ローンで老後破綻しないために【住宅ローン】
住宅ローンで老後破綻しないためには?
住宅ローン相談にご相談にこられる方の多くは、すでにローンを組んでおられ、繰上げ返済の方法等ご相談に来られます。
ローン支払終了年齢が現在70歳までだとか75歳まで支払いが続くという方が多く、老後の住宅ローン支払いを心配される方も多いです。
今回は、住宅ローンで老後破綻しないために定年までにすべきことをご紹介いたします。
●手元資金に余裕ができたら、定年を待たず繰上げ返済を検討する
繰り上げ返済をして返済期間を短縮することで定年前の完済が可能になる場合があります。繰り上げ返済の留意点としては、手元資金がなくなることが挙げられます。教育費などと重なる場合などは、繰り上げ返済の時期について慎重に検討する必要があります。
●「ねんきん定期便」などで将来の年金額を確認しておく
「ねんきん定期便」は国民年金および厚生年金保険の加入者(被保険者)に対して、毎年1回、誕生月に日本年金機構から郵送されます。年齢によって通知される内容が異なりますが、50歳以上の方の場合は、老齢年金の年金見込額が記載されています。これにより定年後に住宅ローンの返済が残っても無理なく生活できるのか試算することができます。
●退職金の額を確認しておく
退職金は基本的に勤務年数によって決まりますが、退職金の支給は法的な義務はなく、会社の就業規則に退職金についての定めがある場合を除いては退職金を支給しなくても法的に問題はありません。実際に中小企業などでは退職金を支給しない場合も少なくありません。就業規則は会社の適当な場所に掲示するか、従業員にコピーを配布するかいずれかが義務付けられています。50歳を過ぎたら、就業規則などで退職金の概算金額を確認しておきましょう。
ただ、退職金で残りの残額を一括返済は最終手段です。
住宅ローンは基本利息が多いのはローン当初です。つまり、住宅ローンの支払い期間の後半で一括返済しても利息軽減効果は低いということです。
老後破綻しないためには、定年退職年齢(60歳~65歳)時点でのローン残高を確認し、定年後も無理なく返済できるかをシミュレーションして把握しておくことが大事です。
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【WRITER:太田】