遺族の生活資金はどの程度必要でしょうか?【保険】

【Q】遺族の生活資金はどの程度必要でしょうか?




【A】遺族の生活資金は、以下の計算式で求められます。


遺族の生活資金=家族(妻+子供)の生活資金+妻(子供が独立後)の生活資金×必要年数


家族(妻+子供)の生活資金とは、子供が少なくとも大学を卒業する期間まで必要となる生活資金のことで、妻+子供と表現したのは、子供が大人になるまでは必ず妻の生活費も必要になるからです。

ちなみに大学を卒業する期間までと、表現しましたが、これはあくまで一つの例です。子供の進学をどうしていくのかはそれぞれの家庭によってさまざまです。必ず大学に進学させなければならないという意味ではありません。


子供独立後の妻の生活資金とは、子供が独立した後に、妻が死亡するまで必要となる生活資金です。現在、日本女性の平均余命がとても延びていることを考えると、妻一人分であってもかなりのまとまった額が必要になります。


ではどのようにして遺族の生活資金をシミュレーションするかというと、、


例えば、子供(1歳)が独立(22歳)するまでの遺族の生活資金は、現在、生活資金は30万円です。

夫の死後、生活費の7割で生活すると仮定した場合、

30万円×7割=21万円 がこの家族の1ヶ月の生活資金です。

21万円×12ヶ月=252万円 がこの家族の1年あたりの生活費です。

この生活が21年間(大学卒業年齢22歳-子供の現在の年齢1歳)続くわけですから、

252万円×21年間=5292万円です。

 

つまり、末子が大学を卒業するまでにすくなくとも、5000万円以上のお金が生活費として必要になってくると想定できます。

子供が独立してからは妻の生活費も必要になるので、計算しておく必要もあります。

 

これはあくまでシミュレーションなので、各家庭によって金額は変わります。ただあまり考えたくはないと思いますが、万一がもし起きた場合のリスクヘッジをしておくことが必要です。

 

【WRITER:植村】