住宅ローン変動金利OR固定金利どちらの選択にするか?【住宅ローン】
住宅ローン変動金利OR固定金利どちらの選択にするか?
家が決まって、いざ住宅ローンを組もう!っとなったとき変動金利にするか固定金利にするか悩むところです。
【変動金利、固定金利、どっちの住宅ローンが得?】
変動金利の住宅ローンにするか固定金利の住宅ローンにするかを選ぶ基準として考えがちなのが「どっちが得か?」ということだと思います。そう思って、たくさん計算をしているでしょう。数千万円の支払いになるので、計算してできるだけお得な方を選びたいという気持は良くわかります。しかし、その考えで変動金利か固定金利を選ぼうとすると一生答えは出ません。
なぜなら、変動金利の住宅ローンの総返済額を正確に計算することは不可能だからです 。しばらくはこのままいくだろう、もうすぐ上がるだろう、もしかしたら急激に上がるかもしれないなどなど。探せば探すほど本当にたくさんの意見があります。
しかし、これらの意見はすべて「だろう」。つまり推測です。結果としてその推測が正確になるかもしれませんが、現時点ではそれはわかりません。
住宅ローンの総返済額の計算は支払期間全部の金利がきちんとわからないと正確に計算することは出来ません。そして、変動金利の住宅ローンの金利を全期間にわたって正確に予測することは出来ません。つまり、借りる時点で変動金利の住宅ローンは全部でいくら支払うのかは計算出来ないのです。
フラット35を始めとする全期間固定金利、借りた時点で返済終了までの金利がわかる住宅ローンであれば全部でいくら支払うのかを計算することは出来ます。しかし、いくら支払うのか計算出来ない変動金利住宅ローンとはどちらが得か比べようがないのです。
変動金利が得だったとか固定金利が得だったということが分かるのは、支払い終わって初めて総支払額でわかることです。
どっちが得か以外の考え、視点、基準で変動金利か固定金利かを選ぶ必要があります。 たとえば、繰上げ返済を考えているのか?頭金を多くして借入金を負担の少ない額にするのか?ローン期間を35年以下で組むのか?などローンの組み方などで決めるのも1つの方法でしょう。
【変動金利は借り手側が金利変動リスクを取る。対して固定金利は貸し手側が金利変動リスクを取る】
お金の貸し手側である銀行は全期間固定金利住宅ローンの貸出は嫌がる傾向にあります。なぜなら、金利の変動リスクをお金の貸し手側である銀行や金融機関がとるからです。 逆に言えば、変動金利型の住宅ローンは借り手側が金利の変動リスクを負っているということになります。
銀行側から見れば将来金利が上昇すると見込んでいるなら変動金利で貸したほうがいい 将来金利が上昇すると銀行は本来受け取れるはずだった利子を受け取れなくなる可能性があります。そこで、将来金利が上昇すると見込んでいるならば変動金利で貸したほうが銀行にとっては有利になります。もし、家を購入時に変動金利を異常に勧められるのならば、固定金利の方がいいのかもしれませんね。相手の心理を読み過ぎでしょうか・・・ね。
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【WRITER:太田】