【Ｑ】外貨建て生命保険の為替リスクとはどのようなリスクですか？

【Ａ】生命保険における為替リスクとは、為替相場の変動により、保険金などの受け取り時の円換算額が、保険料や保険金などのご契約時の為替相場による円換算額を下回り、損失を生じる恐れがあります。また定期支払金などを受け取ったりする場合の生命保険であれば、毎年の定期支払日における保険会社所定の為替レートで円換算するために、円貨での受取額は変動したりすることをいいます。

ではそもそもですが、なぜこのような現象が起きるかというと、円と外貨はシーソーのような関係にあります。例えば、１ドルが１００円の場合だと、将来的に１ドルが９０円になった場合は、円高となり生命保険の保険金でいうと、加入した際の円の価値に対して目減りすることになります。では逆に１ドルが１１０円になった場合は、円安となり生命保険の保険金は、加入した際の円の価値に対して増加するということになります。

外貨建て生命保険は円建て生命保険に比べて予定利率が高いことが最大のメリットです。

ただ為替は日々変動をしますので、短期的に外貨建て生命保険での資産運用はあまりお勧めができませんが、中長期的に余裕のある資産で運用をする場合には、この為替リスクを理解して上で検討されてはいかがでしょうか？

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【WRITER：植村】