団信の3大・7大・9大疾病保障って?【住宅ローン】

3大・7大・9大疾病保障って?



団信への加入で、万一のときには家が残り、ローンの支払いがなくなる。残される家族にとっては、住居費負担が固定資産税等の維持費のみとなり、現在加入している生命保険を減額しようか?と考える人も多いと思います。

ただし、最近の民間金融機関等の団信の商品性を見ると、普通の死亡保障だけでなく、

3大疾病(ガン、心筋梗塞、脳卒中)の保障を付加したものや、

7大疾病(3大にプラス、高血圧性疾患、慢性腎不全、糖尿病、肝硬変)や、

9大疾病(7大疾病にプラス、慢性膵炎、ウイルス肝炎)、

または、それ以外の失業時などの保障(補償)を付加した、手厚い保障(補償)を特約としてつけられる団信が増えています。


もし、3大疾病保障付の団信に加入した場合、心筋梗塞になったら、ローンの支払いがなくなると思っていませんか?よく内容は読まれましたか?おそらく心筋梗塞・脳卒中などの場合は所定の状態にならないとローンの支払いは、なくならないんじゃないでしょうか?

 

例えば「所定の状態」の一例

●団信に「9大疾病保障」を付加していた場合

保険対象期間内に、高血圧症、糖尿病、慢性膵炎、肝硬変、慢性腎不全またはウイルス肝炎をいずれかを発病。

発症した段階では、住宅ローンの支払いは続きます。

以下の状態になれば、住宅ローンの支払いが団信の9大疾病保障が適用され、全額返済されます。

「その疾病により被保険者の経験、能力に応じたいかなる業務にも全く従事できない状態が、その状態となった日からその日を含めて365日以上継続したとき。」

※「所定の状態」は、各金融機関によって違いがありますので、詳細はご検討中の金融機関にご確認下さい。

 

よく「それらの手厚い保障の特約をつけるべきでしょうか?」といった質問を受ける機会がありますが、手厚い保障の特約がどういった病気の状態、失業したらで発動するのか?ということを理解したうえで、付加するかどうか検討してください。

そのような手厚い保障が必要になる、つまり、そのような疾病や失業の状態になる確率と、その特約をつけるための保険料負担とを天秤にかけ、付加するかどうか決めて下さい。

加入しておいたほうが安心できる場合もあると思いますので。

その保険への加入によって安心して生活を送ることができるのであれば、けっして不要なものだともいえません。結局は、不安の解消によって得られる安心感と、保険料負担とのバランスよく考えて加入を検討することが大切でしょう。



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【WRITER:太田】