相続税、税務調査「税務署は見ている」NO、1【相続】

相続税、税務調査「税務署は見ている」



無事に申告と納税を済ませてホッと一息。でも、安心するのはまだ早い。思い出したようにやってくるのが相続税の税務調査なのです!いざというとき慌てないように実態をちょっとご紹介。



 

【税務署はどんな家にやってくるの?】

 

税務調査といっても、すべての納税対象者のところへやって来るわけではありません。では、実際に税務調査が行われるのはどんなケースなのでしょうか?

まず、遺産総額おおむね3億円以上なら、ほぼ間違いなく調査が入ると考えたほうがよいでしょう。相続財産が多額になるほど手続きも複雑化し、その分、見落としやミスも多くなるのです。

申告を怠っていた人のところへも調査はやってきます。でも申告していないのに、どうして税務署が故人の財産内容を知っているの?じつはその裏には、こんな知られざる情報源があります。


まずは、所得税の申告。税務署は所得が年間2000万円を超えて「財産及び債務の明細書」を提出した人の財産は、しっかり把握しています。

たとえ確定申告をしたことがなくても、今度は役所が見逃してくれません。市区町村では固定新税の課税台帳をもとに、死亡者のうち評価額が5000万円を超えるような不動産を持っていた人を税務署に通知しているのです。

あと、マイナンバーがH28年から運用スタートしていますので、さらに税務調査は容易になり、預貯金等も調査しやすくなってます。

もちろん、申告書の内容がいい加減だったり、明らかにつじつまの合わない点がある場合などでも、調査の対象となります。


相続が発生する前に、「マネー相談ドットコム」へご相談ご予約下さい。

【WRITER:太田】