保険会社の「介護保険」って?【保険】

保険会社から発売されている「介護保険」について教えて下さい!



介護を考える場合、要介護状態にならない健康づくりが何よりも大切になりますが、もし介護が必要となった場合どうしたらよいのでしょうか。

まずは社会保障制度としての「公的介護保険」がベースとなります。「公的介護保険」は「現物給付」のため、「要介護3」と認定されてもお金がもらえる訳ではなく、1割の負担で介護サービスを受けれるという仕組みになっています。

それでも不十分な場合には、自助努力として公的介護保険を補完する方法に「生命保険会社の介護保険」があります。自分や家族のニーズに合わせて介護保険を選びましょう。
 

生命保険会社の介護保険は、保険契約に定める所定の要介護状態になった場合、現金を受け取れる「現金給付」保険で、給付内容は「一時金(介護一時金)」「年金(介護年金)」「一時金と年金の併用」の3タイプがあります。

 

加入方法としては、終身保険などの主契約に「介護の特約」を付加する方法、主契約として「介護保険」に加入する方法、終身保険などの保険料の払込満了時点で介護保障に移行する方法があります。どんなときにどんな保障が受けられるのかを確認してください。保険会社によって公的介護保険連動型タイプと保険会社が診断書をみて介護状態を判断するタイプとあります。なにより自分の生活設計にあった介護保険を選択することが大切です。

 

保険期間は、有期(10年、20年など一定期間、または70歳、80歳など一定年齢まで)と、終身の2種類があります。

介護年金の受取期間は、有期(10年などの一定期間、または保険期間満了まで)と、終身の2種類があります。

一般的には所定の要介護状態が継続していることが、継続して年金を受け取るための条件です。一度でも要件に該当すれば、継続して年金を受け取れるものもあります。

公的介護保険だけに頼らずに、このような民間の介護保険も視野に入れて介護費用について準備しておくことが大事です。

【WRITER:植村】